【作业中/未完成】【翻译】Febri Vol.53《Thunderbolt Fantasy 东离剑游纪2》特辑 Comment from 虚渊玄

2020-06-07

本翻译曾发布于本人的新浪微博@宅家吃土K喵喵 。

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日语原文&简中翻译对照版,仅供学习参考使用

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Comment from 虚淵 玄

◆第1話・第2話

第2期全体の抱負は「アクション増し増し」でした。だから、第1話も終始戦いまくっている画にしたくて、話を大きく進めるより、蠍瓔珞の攻撃から始まるアクションシーンにかなり比重を置いていてます。現場にも意図がしっかり伝わって、凄まじい画にしてもらって大感謝ですね。

それにしても、下から手を入れて人形を操っているはずなのに、天井の梁につかまって戦うというのは、どういう撮り方をしたのか。映像が完成した今でもよくわかりません(笑)。他にも、撮影現場でいったい何が起こったんだろうと感じる撮り方は結構あります。

第2話の魔剣に関する説明と嘯狂狷のキャラクターの見せどころですね。魔剣目録の仕組みや、最終話の戦闘につながる喪月之夜の能力の説明だとか、第1話をアクション増し増しで展開した分、そこで取りこぼした、物語を進める上で必要な情報を回収しているのが第2話だったかな、と。

P47

◆第3話〜第6話

第3話〜第6話キーキャラクターになる諦空の登場エピソードですかね。

石田(彰)さんにはアフレコ現場で「脚本の段階ではいいことをしているっぽいのに、人形がすごく悪人面をしているけど、どちらなんですか?」と確認されたんですが、「そもそも、いいとか悪いとかの感覚がなく行動している」と説明したら一発でキャラクターをつかんでくださった。

第4話でようやく主人公チームが結成されて、第6話まではその話になりますね。凜雪鴉が解毒剤を調合するシーンはお気に入りです。小道具をいろいろ出して人形に操らせるのは、アクションシーンとはまた違った難しさがあって、そのすごさを見せたくて作ったシーンです。あとは、第1期から名前だけ出ていた鬼歿之地にいよいよ踏み込むというのも、ここでやってみたかった。その意味で、浪巫謠の最初の見せ場もありますが、第5話の主役は完全に歿王です。

あとは毒絡みのエピソードで、蠍瓔珞が実は真面目なヤツだと明かされるのもポイントですね。真面目だからといって、いい子ではないんですけど。僕の悪役論として「どんな悪人にも矜持はある」みたいなものがあるんですよ。

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◆第7話〜第10話

このあたりから七殺天凌が大暴れですね。ここまで悪役だった蠍瓔珞も、ひたすら被害に遭うばかりです。

ただ、第7話で暴れに暴れた七殺天凌が、第8話ではいきなり苦戦する。普通ならこの展開に持ち込むまではもっと引っ張るところなんですけど、すぐに次の展開に入っちゃおうということで、あえて窮地に陥らせました。「七殺天凌とは、目をつぶっていれば戦える」という、ひとつの解決策を提示したシーンは、浪巫謠の見せ場ですね。

第9話は蠍瓔珞のエンディング。やっぱり真面目なキャラには、真面目でカッコいい見せ場を作りたいと思っちゃいます。あと、殤不患がここまでどうもいいところがなかったんですが、ようやく少し活躍できた。

第10話は凜雪鴉が他の面々そっちのけで嘯狂狷と遊んでいるという(笑)。このあたり、見ていて話がどこに転がっていくのか、最もわからなくなっていると思います。ここでは婁震戒も本性をあらわして大暴れですね。よりにもよって最初に助けた人を殺しに行く(笑)。第10話は悪い人が生き生きとしている話ですね、振り返ってみると。

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◆第11話〜第13話

第11話は浪巫謠最大のピンチですね。死ぬかと思った人も多かったのかな?さすがにそうそう退場はさせませんよ。

ここまで引っ張った凜雪鴉と嘯狂狷の関係性がついに破綻するのも重要ですね。ここから先の凜雪鴉はただの駄々っ子(笑)。八つ当たりと思いつきだけで行動して、最終話になだれ込んでいきます。

嘯狂狷との決着は、敵方の武器としての喪月之夜の決着編でもあります。映像のチャンレンジとしては最大の難関だと思っていた話数でしたが、見事にクリアしてもらえました。ボコボコにされる嘯狂狷はどのくらいコミカルにしていいかと聞かれたんですけど、やりたいだけやっちゃいましょうと返して、思い切ってやってもらいました。素晴らしい画になったと感じています。

最終話は七殺天凌とのバトルがずっと続き、CMを入れる隙間がないんです。だから、話が大方終わったところでようやくAパートが終わるという、凄まじい構成になりました。アクションものとしての本懐だと思います。終始、戦い続ける最終話。3人が呼吸を合わせてひとりの敵を倒すのも燃えますね。

〈完〉